いろんな検査が病院にはある。この検査で何が分かって費用はいくら位なのか調べてみました。
私も何故この検査をするのかと疑問を感じた事があったので参考にしてください。
分かり易くなるよう検査結果に出てくる難しいアルファベット表記も少し解説したいと思います
皆さんが知っておきたい健康診断の種類と目的
皆さんが知っているところで、会社などでの健康診断では10種類ほどの検査を行います

事前のマークシート記入による既往症、自覚症状の自己申告では、前年データが残っている場合はその数値、症状の比較で病気の存在を十分疑えます!
身長、体重、ウエスト測定 前年度の記録がある場合はその比較ができるし、BMIと言われる数値 (BMI=体重÷身長)その数値が20以上は肥満とされる。ウエスト85センチ以上は内臓脂肪が多い(メタボ)とされる。(女性は90センチ以上)この数値も成人病の判定材料になります
視力、聴力検査 視力の悪化は、緑内障や糖尿病が疑われるし、聴力悪化も生活に影響大ですよね!
血液検査では、各内臓の異常、糖尿病の判定 血糖値 ヘモグロビンA1c(糖尿病の重さが分かる)や総コレステロール値(動脈硬化)やAST、ALT、γGDP(大酒飲みが頭を痛ませます。肝臓機能について)、赤血球数(貧血)、中性脂肪(脂肪肝、動脈硬化)感染症等で病気について大まかな数値を知り、医師がいろんな病気について診断するわけです。
例、心筋梗塞に注意するには、肝機能、血中脂質に注意、脳梗塞はヘモグロビンA1cや中性脂肪血圧など複合的に診断する 尿検査で、尿潜血反応(膀胱、尿管の病気)、尿糖、尿たんぱく(腎臓について)、尿酸値(痛風)その数値にて腎臓病や膀胱系、それ以外にも広範囲の異常を知ることができるようです。腫瘍が出来ている可能性や、妊娠、心臓などのその他の臓器異常、等を見つけることが出来ます。
血圧測定 お馴染みの手動式測定器で看護師の方が測定してくれます。ちなみに私は大学病院で診察前に機械式のセルフ測定器で定期的に測定しています。
息を整えて腕を入れるだけ…

心電図で心臓がリズミカルに動いているかを知ることが出来ます。心臓系のことが分かるようです。心筋梗塞や不整脈などですね。
検査技師さんもすぐに私の心臓の異常に気が付きます!
胸部X線では、肺関係、心臓、大動脈、気管支、食道、横隔膜など様々な情報が得られる。
便潜血検査は、排泄された便の中から血液の反応があれば大腸などからの出血が疑われます(大腸がん、ポリープ、痔)。
医師による問診 自覚症状を聞き出す。既往症の確認、メタボの自覚と生活改善の指導がある。だってまだ重要な検査結果が出てないのだから…
私の会社からの判定結果を参考に判定と概要を書きます
A 異常なし 全然大丈夫!素晴らしい
B 少し異常 大丈夫!
C 経過観察が必要 少し間をあけて再検査(健康診断と同じものを受ける)
D 要精密検査 さらに詳しい検査を受けることを勧める
E 要治療 治療が必要、病院に行こう!
F 治療中 症状があって治療中

通常は会社が全額負担で受診できるのだから全部受けた方が絶対良い!オプションで別額でも心配なものは受診しよう
私は会社の健康診断から大腸がんが発覚した経験者なので強くお勧めします!
これらの検査結果が悪いと精密検査を受けるよう会社から要請されることになる。会社が費用を負担してくれるところもあるかもしれないが
精密検査の費用はほとんどが自費負担となる!
精密検査の種類とその目的
会社などの健康診断で要精密検査とされ、医療機関に出向いてするもっと専門的な検査のこと
どの科を受診すればよいのか?
健康診断で要検査の結果が出たり、数値が該当しなくても心配なあなたはこちらを参考に間違えないように受診科を選択してください
●心電図 循環器科
●胸部X線 内科 呼吸器科
●血糖、ヘモグロビンA1c(HbA1c) 内科 糖尿病内科
●脂質(コレステロール、中性脂肪) 内科 消化器内科
●血圧 内科
●貧血(赤血球) 内科 血液系の内科があれば
●肝機能 γ‐GTP、GOT GPT 内科、消化器内科
●尿検査(尿糖、尿蛋白) 内科 糖尿科 腎臓系内科
●メタボ改善相談 内科、内分泌科
●聴力 耳鼻咽喉科
●視力 眼科
大学病院はご存じの通り紹介状が必要である!
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各精密検査の目的と内容
超音波検査(エコー検査)…体に超音波を当て外から内部の状態を見えるようにしたもの。2ミリくらいの胆石、1㎝くらいのガンを発見できる。放射線の管理がなく病室でもできて、1日何回でも検査できる(そんなに何回もしませんが)衝撃波を当て結石を砕く方法もこの分類に入れておきます
CT検査…体を輪切りにして断面画像として診断するもの。普通のX線や超音波検査で見つけにくい病巣を見つけるもの。
同じ姿勢を数分するので私はとても苦痛を感じ苦手です
造影剤注射を行いながらだと身体が急にカーッっと熱くなります。体験談!
しかし、一回目は感じませんでした。
頭からつま先まで撮れるようです。脳卒中などの発見に役立つ。お腹や胸などに有効。
負荷心臓CT検査(RI検査)核医学検査と言い、脳や心臓の筋肉の血流の状態などを調べます。一般的なのかは分かりませんが、私は心臓に負荷をかけて行いました。普通に運動をさせられて負荷をかけるものと、私のように心臓に爆弾を抱えている患者さんには薬で心臓に負荷をかけて行うものがあります。検査自体は30分弱ですが全部で4,5時間掛かりました。
MRI検査…CT検査と受け方は同じ!X線は使わず、強力な磁石でできた筒の中に入り、血管や内臓を撮影するもの。これも同じ姿勢を数分取るので右手を上に上げっぱなしの姿勢は…
不快感をやわらげる工夫はしてくれますが、辛いものは辛い!普通の方は痛みも何も感じない検査 
CTとMRIの違いは似ているが得意不得意分野があると思えばよい
胃内視鏡検査…ご存じの通り、細い管を口から挿入してカメラで画像をモニターできる。その管の先から細胞を採り、組織検査をする。そのまま先端からワイヤーなどで幹部を切除する場合もある。鼻から内視鏡を挿入する方法が楽と事前にアドバイスをもらいましたが、私は現在血液サラサラになる薬を処方されているので出血が止まりにくいので、口から挿入の従来の方法で行いました。昔死ぬほどつらかった検査ですが、現在は機器の進化により格段に楽に受けることができました
大腸内視鏡検査…これは私はベテランです。お尻から管を差し込み胃の内視鏡検査の逆バージョンになります。何より事前の下剤が嫌です!そして内視鏡の検査は医師のテクニックにより痛みを感じたりします!経験者は語る!
心電図検査…これは会社で行うものとは違ってもっといろいろな種類があります。
心筋梗塞を患ってからは必ず検査の際には過去心筋梗塞など治療の有無について聞かれる…個人的に一番信頼度を確信している検査で心筋梗塞の治療の時は24時間ずっと電極を4カ所身体に張り付け、小さい機械を持たされナースステーションでモニターされてました 電極が外れるとすぐに看護師さんが
すっ飛んできたもんだ!
PET検査…ガンを発見する検査の一つ。CTやMRI検査と同じような検査ですが、がん細胞はブドウ糖をエサにして成長するのでその性質を利用して、ブドウ糖をに似た薬剤を投与してから機械で撮影します。ガンはある程度成長してから発見される。見つけにくいもの。速く見つけるために、特殊な薬でガンの部分に目印をつけ見つけ出すもの。ただひたすら値段が高いだけが印象の残る…小さいガンを見つけるのには一番いいらしい!
腫瘍マーカー検査…血液を採取するのみ。腫瘍ができると血液中に特徴のある物質が分泌されることがあり、その部室が腫瘍マーカーと言う。たくさんの種類がある。普通に採血して項目別に結果が出る。私は項目が2種類!多くなると料金が膨らむらしい。前立腺ガンは成長が遅く、成長すると転移しやすいからかっちゃんは注意が必要ですよ!と医師に言われました。 例、前立腺ガンは腫瘍マーカーのPSAの数値に注意など
会社などの一般的血液検査は尿検査と併用して貧血、肝臓、腎臓、糖尿病、高脂血症などの異常が分かる。
生検…病気の一部分を直接切り取り顕微鏡で観察診断する事。腎臓の腎生検が有名 背中から針を刺して組織を取って検査するのです。入院時に行うのが最も効率的でしょうね!麻酔は必須ですから…胃カメラや大腸内視鏡で取るのも同じであろう
眼圧、眼底検査…シューっと目に空気を当てたり、目薬をして20分くらい待って瞳孔を開く検査御5,6時間は通常よりまぶしく感じるので検査後しばらくは運転してはいけない。事前にクルマで来られたかを聞かれました。糖尿病の合併症の検査として有名!キラキラしていましたね
マンモグラフィ…とても痛いとうわさを聞いた…女性向けの情報です。詳しくはないので参考まで…
子宮がん検診…検査方法が数種類ある
肺機能検査…肺活量の検査とぼぼ同じです。検査技師の指示通りに呼吸をするだけ!しかし、しっかり肺が空になるまで吐き出すのは結構辛かった
検査料金
3割負担で私の支払いとその他の資料を基に総合的に判断し記載します。
目安にお使いください!
CT検査…単純検査約6000円
造影約10000円
冠動脈12000円
心臓薬剤負荷検査23000円(RI検査)
胃内視鏡検査…観察のみ約6000円
プラス病理検査約12000円
プラスポリープ手術約22000円
大腸内視鏡検査…観察のみ約8000円
プラス病理検査約15000円
プラスポリープ手術約30000円
腎生検…3日入院で約60000円
MRI検査…単純検査8000円
造影約12000円
心臓系約13000円
超音波検査(エコー検査)…胸腹部約2000円∼3000円
パルスドップラー法約2500円
肺機能検査…約3500円
心電図検査…約1500円
PET検査…約30000円
腫瘍マーカー検査…大腸主体、胃、肺約3000円 項目を増やすと金額アップ
マンモグラフィ検査…約7500円
子宮がん検診…3000円から1万円 検査方法により違いが大きい
眼底眼圧検査…約3000円
令和4年9月現在
その他の情報
検査にも知らない事が多く、病院によっての事情があるのだ!
最近、こんなことがありました。
同じ検査を2か月間で3回やりました。抗がん剤治療を行っているところで3か月に1回ペースのルーティーンで行うもので、病巣らしきものを見つけたので、(最近のことで再発かもしれません!)
大学病院でもう一度再検査して手術しましょうとなりました。
大学病院で同じ検査したら、内科でもっと詳細に見れる内視鏡を持っているのでそれで再々検査して手術の方針を立てましょうということがあった。
病院のミスなのか、当たり前にあることなのか?
病院に勤めている妻に聞いてもらうと、おかしい!何かあると言われたそうです。たとえば、
医学部の生徒を教育する事例なのではないかとアドバイスを受けた。あくまでも想像の範囲での意見でしたが、それならたまったものではないです。

しかし、
本当にもっと細かく見れるカメラが存在しているのかもしれません。だったらどの科にも導入したらいいのに…
これはイラつく人もあるかもしれませんが、私は、急がなければいけないほど重篤ではない証拠であると思いました。
医師の言葉を信じます。
素人が分からない事が多いし、踏み込んじゃいけない領域もあるよね!
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