患者が見た大学、総合病院の問題点!医療スタッフに敬意を表しつつ    

塀の陰から見る猫知識

前回の更新から約7か月間お休みをいただきましたが、

<sub>かっちゃん</sub>
かっちゃん

お待たせいたしました!

悩み苦しみ少しだけ立ち直るのに時間が必要だったのです。何に打ち勝たなければいけなかったのかは徐々にお話していきたいと思いますので、 
これからも引き続きよろしくお願いします。

ブログ再開直後としては多少ヘビーで余計なお世話という話題となりますが、遡って順序立てての振り返りなので是非お付き合いください。

コロナ禍中の医療関係者の方に感謝と敬意を表しつつ辛口で論じたいと思います。

皆さんの共感で医療システムを動かし、関係者、患者双方が楽できるようになりたいものです

かっちゃん
かっちゃん

医療関係者のため、

私達のために心を鬼にして吐きます!

大腸ガンと心筋梗塞から回復して歩けるようになると、一刻も早く回復して退院したいとリハビリに必要以上に精を出しました。
そうすると見なくていいような場面に出くわす事が必然的に多くなりました。

院内闊歩の自分j

かっちゃん
かっちゃん

俺は気のせいか病気になる前から

同僚の浮気現場や怪しい現場の目撃が多かったな!

口に手を当てるサル

改善してほしいハード面 システム

消化器外科病棟では知らない事がないくらい規則を知り尽くし、否が応にも入院生活を規則正しくルーティーン化し、それらをきっちり守り模範的患者として治療を受けました
しかし

同じ病院内のフロアが違うだけで通用しなくなる事が結構ありました

かっちゃん
かっちゃん

1階違うだけでこんこんなに決まり事違うの?

お茶位自由に飲めないの?

当事者(患者)だから分かる事であって、
現場のスタッフは知っていても立場上言えないこともありますからね!
現状でも十分満足すべきレベルではありますが
コロナ禍の真っただ中の今では尚の事、これらを改善したら絶対仕事量が減り、患者側からもスタッフ側からもお互いに楽になるでしょう!

かっちゃん
かっちゃん

スタッフの苦労・苦悩は
夜勤の看護師さんの駆け回る姿で分かるよ!

疲れ果てた猫

病院としては更に良くなるであろうアドバイスと考え前向きに捉えてほしい。
私のお世話になった病院だけじゃなく大部分の病院に当てはまる内容であろうと思います。

入院生活のすり合わせ感がない

まず1つ目は冒頭に触れた事、お茶が自由に飲める飲めないそのような小さい事の集大成のお話です。
入院が二つの科にまたがり病棟の移動があったので気付いたことなのですが、
二つの診療科で入院時の決まり事(入院時に配布される小冊子の記載内容以外の事)が違っていました。

体重測定の時間や記入
(書面の形式も違っていました)

食事の時のお茶の配布の有無
(予算の関係なんて患者に言われても)

オシッコの量を計るのか計らないのか
(書面の形式も違う)

入浴時間の予約方法等(記入方法も違う)

これらは無駄を省く一例で統一できる内容と断言します!
動ける患者さん向けであるから尚の事

これ以外の事でも揉め事を何回も目撃し嫌な思いをしました。
いらない注意をされないし、しないで済む。

病院側は当たり前でも患者から見たら当たり前ではない!

看護師
看護師

これはこうしてください。

外科でもしてたでしょ?

かっちゃん
かっちゃん

そんなの初めて聞いたよ!時間も書式も違う!

科同士で話し合ってるの?

看護師
看護師

えーっ!違うの?知らなかった―

ごめんねー

診療科同士で治療内容は別にしてやり方の話し合い(すり合わせ)が行われてないような印象があります。   

簡単に表現すると診療科同士仲が悪い!
患者はおろおろするばかり  

その科だけでも不快な事があるのに、複数科を受診した経験のある方はお分かりの事でしょう。

繋がり悪いですよね!

ファイティングポーズゴリラ

治療に違いがあるのは当然だが、事務的、入院生活全般的にもっと統一感を持たせられるはず!
経費手間の削減、説明時間の短縮、もめ事も減少する!探せばもっと出てくる!

待ち時間の緩和 相互ストレスの緩和

私がお世話になっている病院も最先端のモニターにて待ち人数などを知らせてくれるが、
あてにならず、見る事もなくなった。
共感してくれる方も多いはず!あえて提案します

混雑状況を携帯で確認できるようなシステム。回転ずしチェーンで採用されているシステムを改良して、待ち時間を有効に使用できるものにする。フードコートで使用されている呼び出しシステム等も良い。何一つアクションのない2時間待ちよりある程度あてになる可視化されたもので待たせてみては?

若しくは2時間座っても楽々なシートの採用。待たせるなら環境整備!我々は美味しいラーメンを待っている健康体ではない!ベンチシートで2時間は辛いよ!

あと何分待つかができるだけ正確にわかるようにすれば、時間の有効活用が出来るし予約時間に意味合いができる。
怒鳴り込む患者さんの対応も嫌だろうし、見ているこちらも毎回嫌な気持ちになる。
キレる患者さんに対応する医療事務の方のストレスも相当なものであろう。どちらにも効果がある!
ちなみに妻も医療事務の仕事をしていて愚痴をよく聞きますよ!

かっちゃん
かっちゃん

予約して2時間待ちっておかしくない?

待ち時間で具合の悪くなる人もいるよ!

「大変お待たせして申し訳ございません」が当たり前になってはいけない!

その他、会計待ちなども同じシステムを必ず取り入れるようにしたい

ほとんどの大きな病院が本格的に手を付けていない部分です。システムの開発に着手してみてはいかがですか?
その取り組みは必ず情報の開示をお願いします。

医療スタッフがバックヤードでどんなに忙しいかは一般の私達には伝わりにくい。
例えば、医師の様々な書類作成、データ待ち、どうしても時間のかかってしまう患者さんへの対応などとても大変らしい。しかし、ここにもあえてメスを入れてほしい!

皆さんもお分かりのように、治療、診療の短縮ではありませんよ!

データの開示と外部監査

お世話になりたい医師(病院)、避けたい医師(病院)の判断基準は私たち医療外部の者から見るものと、身内から見るものでは乖離している。
これらが私達から見て分かりやすいようにこんなデータ開示があったら面白い!
特にパソコンでデータを管理しているのであれば難しい事ではないと思うのですが

● 手術時間の基準。 
 盲腸の手術時間は?もしや手術中トラブルがあったのではの判断基準になる
 個人の力量があるから一概に言えないというのは言い訳。素人が大体わかればよい

● 手術の出来のチェックはあるのか?  
 縫合の上手い下手があるのではないか?
 縫合の難易度があり、キレイに見える縫合があると聞いた。
 しかし、簡単に言うと技術料が同じなので面倒なことはしないとか
 これはあくまでも私の記憶のため曖昧ではありますが…

● 手術をレコーダで記録し振り返る事が出来るのか? 
 ドライブレコーダーの運用実績に重なり活躍が期待される。医師同士のチェックの有無  

 反省会、医学部なら後進への貴重な教材になる

● 治療や治療以外のミスは開示しているのか?  
 検査の不手際や連絡ミスなど 

● 具体的に治療の詳細はどのように記録されているのか? 
 リハビリの記録等そもそもデータとして残していないモノも多いのではないか
 担当のサイン欄があったのだがしなかったり、患者が思っているよりずさんな気がした。 

● 外部内部の監査機能はどのようなシステムがあるのか?  
 そもそも仕事をチェックしている?

● 正しく手術の経験件数を明示。
  実績が分かるように。

● どの位で社会復帰できるか?  
 大まかでも患者は気になり励みになる
 病歴や社会復帰の程度

● 治療費の概算 
 データ開示病院を見たことがあります

スマホを操作する手

これらのデータを安全管理室的窓口が開示してほしい。構造的欠陥も見つかりやすく、しっかりした仕事振りを世間に訴えかけやすいと思う
一般の人にはこれらは分からない。だからいい加減な対応となりやすいしそれがまかり通り当たり前になってしまっている。
他の業界では透明性をアップさせる事に取り組んでいるところも多く存在する。

これらは医療従事者を守るために、ミスを恐れて医療を積極的に行われなくする要因とされタブー視される事柄だが、一歩先に行くためには必要な勇気のある第一歩だと思う。

開示してくれると病院選びの良い材料にもなる。
医療だからという甘えがなくなる。医療従事者の真摯な対応も大変さも伝わるのだと思う。

見直して欲しいソフト面 人間力

解決は難しいが、セカンドオピニオン等で後悔しない医師、病院、治療法選びができる為にも考えていただきたい
また、セカンドオピニオンを少なくする効果も期待できるのではないか?

診療科同士の繋がり

他の科の医師同士の繋がりも悪い。チーム仲も決して良く見えなかった。他の科の医師が来ると妙に変な空気が伝わってきました。
良い方向で争ってほしいものです

喧嘩する狐

どんな社会でもあるものだが、大切な命を委ねるわけですからそうは言っていられない!

改善すればスタッフ同志も仕事がやりやすくなるし、繋がりの悪さからくる患者の時間的金額的負担も減る。
大学病院自体が古い体質で、トップが全てを牛耳る世界では、正論でもトップの機嫌を伺い誰も言わなくなってしまうのは想像がつきます。

こんな意見を吸い取ってトップが改革してホームページで報告する風通しの良さを求めたい。
診療科同士の交歓会、座談会を行い現状の遠慮のない意見を言い合ってもらいたい。その際は患者を数人交えて行うべきです
細かい症例報告などよりずっと信用度がアップするはず。

同じ方向を見るサル

向かい合うだけでなく同じ方向を見てほしい。

過去に医療ミスに繋がりかねない体験を私もしました!
同じ大腸内視鏡検査を1日に連続で2度行った。異例の事らしい!
連絡チェックをしていれば絶対に1回で済んだ事!
2回目の検査の荒かった事(痛かった)と、対応したスタッフの慌て方が印象的でよく覚えていま

医師本人がダッシュをして病院出口まで私を探していました。館内放送も勿論あり!
表に出ないよう報告もしなかったのでしょう。でもこの事例は発覚すれば上から怒られてしまう事例の一つではなかろうか。
大きいミスに繋がりかねない事象は報告をすべき!内規で報告基準を作成した方が良い。もう存在しているのであれば全く緩いか全く機能していない。
 
労働災害の分野で有名なハインリッヒの法則は皆さんの方がご存じだと思います。

1件の大事件を防ぐ為に数十件のこのようなミスをさらけ出した方が良い。そして隠すのではなく開示して、全職員が起こりうるミスの共有をすることが大事件を防ぐ最良の対応策であると思います。ミスを公表して共有する勇気が必要です!ミスの内容を深堀する事と共有は絶対有効です。
ミスを隠すとそのミスは違う誰かがまた繰り返してしまうものなのです。ミスのパターンを知っていることと知らないでは雲泥の差が生まれます。

それでもミスは起こるのです!

【ハインリッヒの法則】災害を未然に防止する為のバイブル

医師、看護師同士の会話でその病院の風通しの良し悪しが分かる。
ミスのデータの蓄積と開示は大切!

医師の序列

これは先の科ごとの連携と密にしろという事に重なってしまうのですが、もっと個人的な繋がり、医師同士の会話の中で感じた事です。ある時患者、スタッフ専用エレベーター内での医師の会話です。

(個人名)は仕事荒いよなー!

手際悪りーしこっちが忙しくなるよ!

患者いるのにその会話アリ?

んな話は聞きたくないし、くだらない内部情報はいらない!良い所は認めてチーム一丸となるべきだ。
基本的に同僚(他人)をもっと尊重すべきだよ!

「他人を尊重できないなら出ていけ」 米空軍士官学校の校長

あなた方の争いはもっと高いレベルであるべきだ

次に師弟関係についてだが、
教授が名医とは限らないだろう。そうあってほしいものだが、大病院ほど政治力>診察力となっているのでは

私たち患者は政治力は期待してない。古いドラマを見ているかのようで旧態依然としている。
診察力と人間力を求めているのです。

例えば
自分が担当して手に負えない場合は自分以上のスキルの医師を知っているのか?紹介する繋がりはあるのか?
その人間性がなければ助かる命も助からない

それが上長、教授であることが理想的ではあるのだが教授の横のつながりはあるのか(他の大学との関係)
これも縄張り意識が働くことは容易に想像できるし、面子もあるから繋がりは悪いんだろうな!

なぐさめるサル

スタッフの育て方(人としての能力)

前項で書いた医師としての力量が一番大切であるが、学生時代からの人間力向上にもスポットライトを当ててほしい
また、上長を目指す人はスタッフ育成能力も良いチームを作る上で身につけてほしいスキ
ルである

コミュニケーション能力について

コミュニケーション能力が低い医師の存在!基本的に人と向き合えるようにならなければ社会人としても失格!

患者との意思の疎通の取り方も疑問が残る。患者にへりくだれと言うことではない!

私のお世話になっている大学病院では電子カルテを用いていてパソコン画面に必要な情報が瞬時に出てきて便利です。ほとんどの病院がそうなっているのでしょう
私の担当医師はしっかり私の方に対峙して目を見て話しをしてくれました。とても素晴らしいと思いました。と言うのは、
違う病院で、私の顔を全く見ずにパソコン画面と対話していた医師がいました。失礼でしたがこの時はその医師に意見してしまいました。

かっちゃん
かっちゃん

こっちを向いて話してくださいよ!

医師
医師

すみません…

現時点での診察はまだ人対人。患者を見ないで話すなんてお客を見ないで商売をしているようなもの!WEB検診でも背を向けて対面しないのか?

お世話になった医師の良い所を御紹介しましょう。生活全般から自身の体験などを話しながら質問を細かくされました。

かっちゃん
かっちゃん

そんな事まで聞くんだ…

睡眠内容(途中でどんな理由で起きるか)、仕事の内容(細かくどんな仕事内容か、どんな時にストレスを感じるか)、
症状だけの話はしなかった。ある意味、2時間待たされることも肯定できる場合もある
患者と医師の会話が弾みます。言いやすい環境づくりも病院側のお仕事で医師の力量が問われます。
もちろん目を見て人となりを見られていたような気がしました。自然と信頼感が生まれます。

患者が気を遣うことでもないのです。

ダメな病院はスタッフが楽しそうに仕事をしていない!表情や会話で分かるプロフェッショナルとして私も異業種ですが見習いたいところであります。

イラつく猫

医師と患者との会話の節々に人間の育成方法に疑問を感じます。まず人間としてコミュニケーションがしっかりとれていない方がいる。
聞いててこっちがイラつくような場面に何度か出くわした

コンタクトレンズを初めて使用した時の事を思い出しました。とても失礼な言い方でこう言われた事がある!

眼科医
眼科医

いかがですか?

遠慮しがちに

かっちゃん
かっちゃん

少し違和感があります!

少しイラつき気味に

眼科医
眼科医

当たり前でしょ!異物を入れてんだから…

かっちゃん
かっちゃん

はーっ?もっと言い方あるだろ!

もう一度言ってみろ!

眼科医
眼科医

すみません…

若かったので言葉が過ぎましたが
二度とその眼科には行きませんでした

「少しずつ慣れていきますからね!」の一言で信頼を得たのに

中指立てサル

医療関係者の方から異論が予想されますので、当然圧倒的少数である事も付け加えておきます。

私の会社の実例ですが、
言葉遣いが適切じゃなかったり、表情がきつかったりはすぐに調査が入り(録画されています)、上司からのチェックが入ります。
そして、お客様に失礼があったら始末書や最悪、謹慎などの処置が下されます。数回注意で改善されない場合は解雇もあります。
私は感情が高ぶってしまった瞬間まで指摘され、ベテランの私も注意を受け納得したものです。
どんなにイラつく場面でもそれをこなすのがプロなのではないでしょうか?

自分にも言い聞かせます!
これでは患者とのトラブルが増えてその処理の負担が増えてしまうのではないでしょうか。

その対策として
外部講師による話し方やマナーのトレーニング(人間教育)があってもよいと思います。
これまでの上司では今までの医学界の伝統の育ち方なので、どう指導してよいのかそのスキル不足かもしれません。失礼な予想で申し訳ありません

対応のチェックのための、ワークレコーダーの導入も良い病院づくりには必要になってくるかもしれません。

各教育担当の育成

それらをカバーするためにマナーや人間力向上のためのセミナーの実施や担当部署の設置を望みます。
看護師さんや研修医の愚痴が凄かった事を思い出します。それだけ責任が重い仕事なのでストレスプレッシャーは相当なものでしょう。

検査の案内やリハビリで看護師や研修医と一緒に歩いた時に私がカウンセラーになったように話を聞いてあげました。充実とは程遠い内容で逆に励ましてあげたものです。

患者の目の前で叱りつけたり、今どきの教育法とは程遠い事の目撃と愚痴でした
コロナ禍ではなおさらの事でしょう!

頭をなでる猫

対処法の実例を改めてまとめます

○ 病院内のアンケートの実施! 

悪い所ばかりでなく、良い所も書けるようにする(私達も良いことは大いに褒め称えます)。
求めに応じて文字にするというのは患者側は相当良い印象、悪い印象が残っているという事です
耳を傾けなければいけません
患者が何を求めているかがよく分かる。分からなくてはいけない。
その求めにできる限り応じられる病院が生き残っていくことになるでしょう

ただし間違ったデータの使い方で間違った方向に進まないでほしい。良いバイアス(偏り)を作ろう!

○ 矯正する為の
  クレーム処理担当者や部署の設置

クレームを受ける人のほとんどがクレーム処理できる能力はない。あればクレームなんて来ないしっかりとした仕事ができるでしょう。だから、クレームされる人はほとんど決まっている。
クレーム処理と矯正のスペシャリストの育成。

○ 全く違う分野の外部講師を招いて
  講習会開催

外部からの講師を招いて挨拶や話し方自己啓発などのセミナー実施
やり過ぎ講習は良くないが、適度な内容は効果絶大!

これらは是非ホームページ等で実施している事をオープンにしてほしい

総合病院という言葉はトータル的な安心感をもたらすが、組織の大きさなどのもたらす弊害も多く存在するのだ。巨体だから動き始めるまでは…

現在新型コロナウイルスが蔓延し社会が医療が混乱しています。この混乱を乗り切ったら改革をお願いしたい
患者さんの立場としては病院ホームページにて病院のデータのオープン度をチェックしたり、
受付の電話対応などで良い病院を選ぶ材料になることでしょう

医療スタッフに最大の感謝と敬意を込めて
そしてより良い医療と患者の関係を築くために

Coronavirus, concerto di violino sul tetto dell'ospedale…

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