根性なしの私はどのくらい頑張っているのか、頑張れていないのか、
とても気になります
自分の復帰までの日数だけでも他の人と比べてどうなのか?
調べてみました。
個人的な結論、
私の仕事復帰
私のガンはS状結腸癌ガンのステージ3aで、平成29年9月26日に手術し、同10月2日に退院しました。
そして、
抗がん剤治療を続けながら、平成29年11月8日に仕事に復帰!
日数的には手術より43日間で仕事に復帰しました。
糖尿病にて血糖値が高く、手術が出来ないので手術膳に血糖値コントロールの為の入院も含めると、58日間休職しました。
我が社は、社員にガンに罹患(病気にかかること)した方がいますので会社的対応のノウハウがあり、有給休暇の使い方や利用できる制度についてのアドバイス、復帰してからの勤務時間もこちらの希望を最優先させていただき、配慮を最大限にしてくれたと思います。
嫌な思いは全くありませんでした。これは今後の勤務を考えて良く言っているのではなく、この会社での最大の感謝すべき事柄と言える部分でした。仕事の内容は疑問がありますが、心から感謝している部分です。
医師の見解と限界
医師の見解には復帰させたいが為の希望的観測がある。本職として、身近に患者の復帰について見てはいますがほとんどの医師が、実際の病気の経験者ではない。
過去、ドラマや映画となった山崎豊子氏作「白い巨塔」内で、主人公の傲慢な医師が末期ガンになり、初めて患者の気持ちが分かり、医師としての本分が理解できたというシーンがある。
ドラマ白い巨塔が大好きで何度も見ていますが、このシーンは必ず挿入されている大切なカットだ!
そして、
妻の勤務している病院の院長が肺がんとなり治療をして苦しんだ時に、
「抗ガン剤治療がこんなに辛かったなんて…」と言い、
抗がん剤は辛いからもうやらない!こう言って抗がん剤治療を止めたことを妻から聞きました。
そんな先生でしたので私の事について適切なアドバイスも要所要所で妻に伝えてくれていたらしいです。
「JR中央線の満員電車なんて無理だよ」とか、相当私の立場に立ち、弁護をしてくれたと聞きます。
一度もお目にかからなかった私の味方は
今年の7月にお亡くなりになりました。合掌!
どうして復帰が早いと思ったのか!
何回も満員電車内で辛くなり、ベンチで倒れこんだり、駅に駆け込んで休ませてもらったり、救急車を呼ばれそうになったことも2回ありました。妻に車で迎えに来てもらったり、会社に到着して力尽きて直帰したこともありました。
身から出た錆とはいえ、
完全復帰なんて夢のまだ夢であるのが現状です。
これらが今までは出来ていた私なので、自己評価的に見ても、なんて仕事のできない奴になってしまったと自己嫌悪に陥りました。
体調がとても悪くて欠勤すると、強烈な罪悪感を感じ一日が憂鬱になる。
休んでいる気になれない。
割り切って休めばよいのに、性格的に心から休めないのです。
会社にいても充実感もなく仕事をこなしているだけの自分。同僚とコミュニケーションを取るにも疲れて話すのもセーブしたい。
家で休んでいる時も家の士気を下げてしまう存在である。
病気と闘っている間にメンタル面でやられてしまうパターンにまんまと引っ掛かってしまう所だった。
負けてたまるか!
なんて思いませんでした。
私はもともとダメ人間。これから始まる大器晩成人間なのです。
負けは負け。それも財産にしようと思ったのです。
他の患者さんの仕事復帰
他の患者さんの復帰日数でやる気を出そうとブログや書籍を見させてもらいました。
年配の方は、もう仕事をしてない方が多いので仕事復帰についての記述はほとんどなく、病気の治療内容に言及していることがほとんど。現職に復帰と言う記載はほとんどなく参考にならなかった。
私も属する中間層は仕事復帰に意欲的ですが、仕事についての記述は思ったより少ないと思います。これは私の想像によりますが、私より症状が重くて闘病に専念している感じの記載が多いです。具体的に記載していたデータは手術3か月後の復帰とはありましたが、株のトレーダーの方や、投資家として生計を立てている方などのフリーランスの方が多かった。
若年の患者さんは、その数自体が少ないので45日で復帰した例がありました。結構長く休んでいる方が多い印象です。
仕事に復帰と言う具体的記載は極端に少なく、ブログ以外にも更に調べたいと思いました。
私の見た範囲ですのでご了承ください。
仕事の内容(肉体を酷使する業務とデスクワーク、在宅か通勤か)や通勤方法と時間、勤務時間などで差は当然のごとく発生します。
私が見聞した範囲では、ガンの部位やステージの違いが若干ありますが、3週間∼2年以上と凄い差があります。
その方のモチベーションの違いや仕事に対しての考え方、会社の考え方の違い、などもうかがえて参考にしたものです。
公的機関の記載する目安
大腸ガンをメインで考えているデータですが、
内視鏡手術なら2∼3週間、開腹手術なら2∼3か月との見解が多い。
ガンの部位やステージによって大きな差があり、その他のガンも昔よりは復帰の日数は短くなっています。治療法の進化や、抗がん剤の副作用の緩和などで復帰のための明るい材料を示しています。
これらの数値は参考程度に見てください。
- 発症年齢を平均50歳
- 胃ガンから血液ガンまでの全種類をまとめて。
- フルタイムの勤務ではなく、体調と相談しての時短勤務のデータ。
- そうすると、52日∼241日と幅広い。
このデータはとてもまとめるのは難しいようだ。
なぜなら、
上記のように発症年齢、ガンの部位、ステージ別、男女別、勤務時間(パートタイム、フルタイム、)などによって全く違う数値になる。それ以外に本人の気力なども複雑に絡んでくるし、データがあまりにも少ないのだ。
自分と比べてどう思ったのか
自分の仕事復帰までの日数といろんなデータを比べてみると、様々な感情が浮かんできました。
- 負けてられないな!
- 他の人も同じで苦しんでいるんだな!俺だけじゃない。安心感。
- 病状の悪化の報告が多く不安要素が芽生えてきた。
- 現状維持が多い
- 完治して以前よりバリバリ働いている人の報告は少ない。
闘病されている方の目指す着地点はほぼ同じでしょう。大別すると3つに分かれると思います。
- 病気する以前より上を目指す方
- 元に戻ればよいという方
- 悠々自適で無理せず生きていく方
私はこの3つをそれぞれ理解できます。何故ならこの3つの考えを通過したからです。
下から順番にそして今は一番上の病気より上を目指す人になった。
紆余曲折があったが私はまだガン患者として楽な方なのだと自分に言い聞かせ、
「病気に甘えるな!」と言える材料に出会えました!
良い考察が出来たと思えました
追記 大腸がん再発そして心筋梗塞 その復帰について
さすがにこんな復帰例はあまりなく私は貴重な1例なのであろう…
再発、心筋梗塞から3年経ったが最初の現状で語った感じが更にきつくなったといっておこう。
本当に苦しいが
お迎えはまだまだ先だと…
ちなみに
心筋梗塞単体での仕事復帰には仕事への意欲があれば復帰可能と弱々しいコメントがあった
えっ!
肉体的に軽作業から重労働で最短1か月から1年までと幅は広かった!
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