抗がん剤3クール目。糖尿病治療との両立は困難?年末の病状。

何とも言えない顔の犬病状

激動の2017年があっという間に過ぎ去っていった。いろいろありましたが何とか乗り切れそうです。
抗がん剤治療も3分の1を過ぎようとしています。

最近は少し克服できそうな予感!抗がん剤のリズムと副作用に慣れた。

行けるぞこれは!  遡って書いています。

ファイティングポーズゴリラ

抗がん剤治療3クールでの病状

抗がん剤の治療も飲むタイムスケジュールへの慣れと怠さへの対応力も少し自信がついた。
2クール途中から仕事に復帰し、多少仕事復帰が早かったかなの反省もありましたが何とか家族、会社の理解と協力を得て、何とかもがきながら定時勤務をこなせるようになりました。

2クール目の事や抗がん剤治療の内容はこちらを参考にしてください。

当然前と同じユーエフティ―とユーゼルと言う薬を飲みます。面倒なタイムスケジュールがあります。

初めてお目にかかる副作用が出てきました。それが副作用なのか、この時期の寒さからくるものなのかは分かりませんが、
関節痛がひどくなりました。今まで感じたことの無いような痛さなので副作用なのではないかと思います。体重がかかると…
激痛猫

特に、左の鼠径部(足の付け根)左足の親指の付け根、がとても痛くなります。約2年たった今でも少し痛みます。また、継続して手術体位の後遺症として、右肩の痛みは相変わらず残っています。腰の痛みも頻繁に現れます。

抗がん剤の使用の言い訳として、
髪の毛がとても薄くなったと思います。全然伸びません。髪を切る頻度も年に2回くらいで十分です。抗がん剤治療を終えて普通は半年くらいで戻ると言われていますが…

経年劣化でしょうか…

 

便秘と下痢を繰り返すのでトイレにこもる回数が増えました。ウォシュレットを使用していましたが、お尻がかぶれました。これは恥ずかしいので病院の医師には伝えなかったことですが、皆さんは伝えて処置してもらってください。抗がん剤によって白血球の数が減って免疫力が低下するそうで、感染症が発生しやすいのだそうです。
身体がかゆくなって、手で強くとかさぶたが出来て治りにくかったです。いつもジュクジュクしています。特に手と背中がひどかったです。ニベアを塗ってごまかしていました。

ただ、味覚が戻り始めて以前ほど食べ物のまずさを感じることはほぼなくなりました。

大腸を30センチ近く切除したとは思えないほどの食欲で、よく言われる食欲不振はこの頃は記憶にありません。

便秘にも慣れて、お腹が張ってきたら黄色い袋の薬アローゼンを飲み(この袋を見ただけで条件反射的に便意を催す。嘘ですよ!)腸の動きを活発にするための漢方大建中湯も使用しています。

使い分けとして、変な言い方ですが、すぐに出したいときはアローゼン、ゆっくりの場合は漢方を使用。医師のアドバイスではありません。独自に使い分けているので、報告まで。便秘はこの2種類の薬の使い分けでコントロールが出来ています。

二つの便秘薬

やっかいな糖尿病について

この時期は寒くなていましたから、
特に鍋物がとても美味しくて箸が止まりません!

怠さは相変わらず残っていて、朝から絶好調なんて日は1日もありませんでした。

血糖値の安定してきたので調子に乗って、勝手に薬(糖尿病の薬エクメット)を飲まなくてもいいのではと薬を止めてしまいました。抗がん剤の功罪と言ってしまっていいと思います。頭の中でいろいろ素人考えが浮かびます。抗がん剤の効力を高めるために抗がん剤オンリーの方がいいのでは?と本当に思って実行しました。

薬のお陰で安定していたのです!

結果的にこの選択は大失敗で、この頃は、糖尿病への考え方が甘く、大腸ガンしか見えていなかった状態でした。ガンと言う2文字に支配されていたのです。

医師のアドバイスも、どんな書籍で調べても治療の継続は絶対必要です。

民間療法で克服した方がいらっしゃいましたが、当たり外れがあると思います。それに一番注意するのは、どのくらい保険が適用されて、ほとんどが自己責任であるということです。方法もたくさんあり選択を誤ると悪化させる可能性大です。だから私は研究はしてみたいと思いますが、まだ当分は医師の指示通りに治療を受けてみます。

食べられるようになってからは少しずつ体重の増加がみられました。洋服のサイズか少しづつ戻りかけていて病後のサイズの服が少しきつくなってきました。体重が減るのが一番嫌な時期でしたからこの傾向は自分なりにはモチベーションアップにはとても良い材料でした。

しかし、後になると糖尿病が…

相当頑張らないと糖尿病の薬治療をやめてはいけない!安定してもだ!
 
思い出した事があります。ガンと糖尿病が絡むと厄介です。実の母の晩年の苦しみを思い出したのです。血糖値の安定を諦め暴飲暴食の末、目が見えなくなり、お尻や足などが壊死しました。上記した感染症の事も糖尿病があると治りにくいので特に同じ病気の方は糖尿病の方を怖がってください。

健常な方よりとても症状が悪化しやすいのです!

仕事復帰はどうなったのか

仕事については何と言っても通勤時はいつも不安と疲れが付きまとっていました。

これは今でも克服できていない部分です。

会社に到着できれば何とかなる!仕事が待っている。そう言い聞かせて頑張りました。

仕事の途中で具合が悪くなったことは一度もありませんでした。お客様と一対一で対応しなくてはいけないので責任感と緊張感でなんとかなったのだと思います。その代わり、帰りの電車でグッタリすることがとても多かったです。

実は、帰りの電車の中でお酒の力を借りたことが何回もあったのです。
缶ビール、缶酎ハイなどを1本飲んで帰りました。精神的にアルコールで酔った状態に助けてもらっていたのです。もともと酒に強い自分は、ウィスキーをロックでボトル1本平気で開けていた酒豪ですから、缶ビール1缶くらいでは酔いもしません。

でも

精神的な陰の功労者だった気がします。これからも回数は減らしますが力を借りる事があると思います。ヨロシク!

ビールの空き缶

会社での立場はもう管理職くらいの立場にいなくてはいけない53歳でしたが、全くの平社員です。新しい職場でやっと経験が生かされこれから本領を発揮していこうかと思っていた矢先の大病でした。指導的立場を会社からも要求されていたのですが、自分から拒否して離れていきました。考え方の違いです。

この会社との精神的決別はとっくに済んでいますから!

ガン治療にはお金がかかります。子供も大学生を頭に3人います。少ない蓄えなんてすぐ無くなってしまいます。社会保障を十分受けながら治療するには今辞めるわけにはいかないのです。

もう少しこの会社にしがみついていたいのです。

勉強させてもらったこの会社を、このまま波風を立てないで辞めていくのがお世話になった礼儀だと思うのです。仕事でのスキルアップは期待できないが、人間性のレベルアップは期待できる会社です。これからの人生で必ず役立つ生き方を学ばせてもらったこの会社。小さな存在ですが、惜しい人だったなと言われて辞めたいと思います。

もう少し早くこの会社に入りたかったな!

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