私にとって8度目の大腸内視鏡検査の始まり始まりです。
肛門から内視鏡カメラを入れる検査です。
この検査の超ベテランです
この検査自体には恨みもそれほど嫌な思いもありませんが、
何と言っても、検査前の下剤(腸の中をきれいに空にするもの)が大嫌いなのです。
この検査には病気を発見してくれたので感謝していますが、
しかし、宣言します!これで8年寿命が縮まりました。本気でそう思っています。
1回×8回=8年
もっと楽に飲める物にならないものでしょうか?もしかして私だけそう思っているのでしょうか?
体験した事の全てを皆さんにお伝えします。1つでも違う見方の情報をお届けできればと思います。
入院4日目にまた大腸内視鏡検査が!
30年くらい前に口から飲む内視鏡検査(胃カメラといわれるもので、十二指腸潰瘍)
も受けたことがあるのですが、
その時の強烈な記憶が甦ります。
ゲーゲーむせかえり、泣きながら苦しみながら受けた事を忘れもしません、
ですから、
初めて大腸内視鏡検査を受けた時には強烈な不安を感じました。
ここに私の大腸ガンステージⅢb診断の画像があります。ちなみに、アイキャッチ画像は私の健康な大腸部位です。
それから数回大腸内視鏡検査を体験しましたが
今は不安を感じることはありません。
下剤をを除いては…
ちなみに、現在の胃カメラはもっと進化してそんなに苦しくなくなったと聞きます。
そして、今回の入院前にはハプニングで一日に2度間髪を入れず大腸内視鏡検査をするというレアなケースを体験しています。
これは病院の不手際で起きたことで、普通ではあり得ない事だそうです。
下剤について掘り下げてみよう
普通は本体の大腸内視鏡検査について語り始めるのでしょうが、
私は断固、下剤の話から入りたいと思います。
私は重ねて言いますが、8回この検査を受けています。
3種類の下剤を経験しており、
全てで不快な思いをしています。
ウソはつけません!
薬が美味しい!
なんて聞いたことがありませんが、
とにかくマズい!大嫌いです。
美味しく飲めればそんなに苦になる検査ではないと思います。
それと量が多すぎます。コップ1杯程度なら楽勝ですが…
何故おいしく少ない量で飲める薬がないのか勝手に考えてみると、
おいしければ子供や、必要のない方が間違って大量に飲んでしまう可能性があるからでしょう。
だから美味しい薬は開発はしないのでしょう。
今の技術では簡単に開発できるはずですから…
量も違う目的で簡単に利用されないようにと言う理由で2リットルも飲まなけれないけないのでしょう。
自分勝手な理由づけをして我慢して飲む理由が出来ました。調べなくてもこれが正解でしょう。
検査前の準備について
今回は寝る前にセンノシド錠を2錠飲み、次の日の朝から2リットルのニフレックをがぶ飲みです。
正確に言うと前日に下剤(便通をよくする薬)を飲んで、
次の日に腸管内を洗浄する薬(経口腸管洗浄剤)を飲むのです。
洗浄剤の前に飲む下剤はとても小さい粒か小さい容器に入った液体でこれは問題なく飲めます。
しかし、
その後に飲む経口腸管洗浄剤は、
白い粉末がビニール容器に入っていて水で溶かして2リットルの水溶液にして2時間くらいで全部飲むというもの。
うす塩味のアクエリアス、昔飲んだことのある海洋深層水そんな感じです。
マグコロールはニフレックが飲めない人のためのものらしいが、飲んでビックリしたのが、とても酸っぱいのです。
どれかがジェネリックなのでしょう!2リットル飲むタイプは名前が違えどどれもほぼ一緒なのです。
どれも甲乙がつけがたく私は全部おススメができません。
ただ、
マグコロールだけ量が少なくて(250mlくらい)全部飲めました。でも苦手。
それ以外は2リットル物で、途中で具合が悪くなり飲めない事が3回ありました。
ビールなら2リットル楽勝なんだけど…
私の経験した組み合わせ
センノシド2錠とニフレック
ピコスルファートとマグコロール
シンラック内用液とニフレック
ラキソベロン内用液とモビプレップ
ラキソベロン内用液とムーベン
こんな組み合わせもあった
検査前日にエニマクリンと言う検査食と夕食後マグコロール寝る前にプルゼニド2錠
赤色が腸の動きをよくする薬で黄色が腸管洗浄剤です。
下剤先輩からのアドバイス
本来腸管洗浄剤は2時間くらいで全部飲めばよいのですが、
このような症状が出たら私はいったん飲むのを止め、
予定より多めの時間で飲むようにしています。
規則正しくなくてよい
- 顔が真っ青になる。
- 吐き気がある。吐いた。
- 指先に震えが来た。
- お腹が痛くなる。
- 強烈な怠さ、立ちくらみ
全部体験済み!このような症状が出たら病院に連絡して指示を仰ぎましょう。
私はほとんど我慢しましたがあまり褒められたものではないですね!
全部飲めず、立ち眩みが激しくなった時に病院に問い合わせると、便の状態を聞かれて
水っぽくなっていれば大丈夫ですよ!
と言われました。
無理して全部飲まなくても良いと思います。実は全部飲み切ったことがほとんどないし、
ある程度水っぽくなっていれば意外とOKが出ますよ!黄色っぽい透明状です!
少しでも飲みやすくする工夫としては
何と言っても冷やして飲むことが一番です。
実は妻から以前に教えてもらいました。
正しいか分かりませんが、今回は自分流で氷を入れて飲みました。
確かに少し飲みやすくなります。
飲むスピードは一気に飲んで量的に楽になるか、チビチビ同じペースで飲むかですが、私は後半ペースが落ちますが、最初にスパートをかける飲み方が合っています。
一度出なかった時に病院に問い合わせたことがあって、飲むのが平気な人は、追加で飲んでもらい、
それ以外は浣腸すると聞きました。(浣腸の経験はまだない)
浣腸は嫌だ!
大腸内視鏡検査
下剤の話題を先に述べた事で検査自体の不安を和らげていきたいと思います。
それでは本題の大腸内視鏡検査についてお話します。
「この検査は痛くないよ!」とよく言われますが、我慢できる程度の軽い痛みは伴います。
間違いなく医師の技量の差や、機材の良し悪しの違いがあると思います。
一回目の検査の時は少しウトウトと眠くなってしまった位楽でした。それからしばらくの間は楽な検査のイメージでしたが、今回の入院前の大腸内視鏡検査の時は、
病院側の様々な理由で急いで検査したこともあり、今までより雑なやり方であり、痛みは今までで一番ありました。
思わず
痛っ!
声を荒げました。
そして、
医師が腸内の画像を見ながら行うものですから、そのモニターの角度によっては見てはいけない映像が患者にも見えてしまう可能性があるのです。
私はシロウト目に一瞬で自分がガンだと分かりましたよ!
ガンの宣告なんてドラマでは家族が呼ばれて宣告されたり、時と場所を変えて改めてするイメージだったので、
ガン宣告を自分自身でするとは…
モニターが見える見えないは法律上の規定などがあるのでしょうか?
それぞれの病院の医師によって違うのでしょうか?
この検査で何が分かるのか
画像で直接目視できる事が一番信用できる。
数値や(たとえば、腫瘍マーカー検査)間接的映像(レントゲン検査)で説明されるより、
映像は説得力がある。何故か、軽度のものか、重度のものか映像なら納得できる。
ポリープはモニターや残った画像を見れば素人の私たちが見ても分かるものです。
しかし、
表面に表れないものはプロも私達なら更に分かりません。
私も何度もこのセリフを聞きました。
検査で採取した細胞を病理検査に回しますから
どのくらいの範囲がチェックできるのか
医師の説明では大腸は約1,5メートルくらいあるから少しくらい無くなっても大丈夫と言う感じで説明された。ですから、
肛門から直腸らS字結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸、盲腸辺りまでの範囲。
この1,5メートルの内臓が、くねくねしてお腹に詰まっているわけだし、細くはなったとはいえ内視鏡が身体の中に入り、内臓のデリケートな部分に当たったり擦なれたりするわけだから少しは痛くなるのは当然ですね!
腸捻転、腸閉塞、腸の壁同士がくっついたり、ねじれたり、
医師の説明で生命の神秘が改めて自分のお腹の中で繰り広げられてるのが分かります。
この検査を受けた方が良い方
自身の経験から述べます。
まとめ
医療は辛い事も辛くならない事も開発理由に、日々進化しています。
ただ回復、検査、治療するだけでなく、快適に回復、検査、治療することを患者は望みます。
私たち一患者の意見を吸い上げて、改良を重ね、どんどん進化していくことを期待します。
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