ついに2回目の心臓カテーテル治療の日が近づいてきました。
1回目の緊急カテーテル治療は、大腸ガンのための手術の数時間後に心筋梗塞を発症し、
突然呼吸困難になって意識のないまま急遽行われたものでほとんど記憶にないのです。
心疾患についての大まかなデータが分かるので参考にしてください
前回は大きい手術直後ということで応急的なもので
今回は十分な説明と理解、準備を整えて臨むことができました
ここで
これまでの病状を簡単に補足説明したいと思います。
ある意味宝くじに当たったような幸運で病院で治療中に心筋梗塞による呼吸困難に陥る
1回目のカテーテル治療はただひたすら鼠径部(足の付け根部分)をグイグイ押されて痛かった事だけ覚えています
それ以外は夢の中の事でした
心臓カテーテル治療の全容
心臓の血管がなんだかの理由で詰まってしまい血液が流れなくなって心臓の筋肉が壊死していく
処置の時間が早いほどその壊死する部分を少なくすることができるらしい…
詰まってしまった血管を広げてステント(金属製の網状の筒)で血管を広げてそのまま血管内にとどめておくのです
前回と違う動画です参考にしてください
1回目のカテーテル治療は緊急で行ったもので意識のない状態でしたので妻が同意書にサインという形で実施に至った
今回は私が納得をして自身で署名した
これまでに病院から配られた書類は膨大な数で、この記事をまとめている現在で領収書を含めて数百枚に及ぶ!
その中でもこの心臓カテーテル治療についての説明・同意書は同じものが2セットあり
2回に治療を分けた1回目の緊急性を改めて実感したものです
緊急事態に備えて輸血の同意書も添えられていて当然署名して提出した
手術の説明そして質問
事前の説明は前回緊急に治療を担当してくれた先生が行ってくれました。まず、大腸がん手術の経過の安定を優先させてからの2回目のカテーテル治療ということでした。つまりはなぜ1回のカテーテル治療で治療を済ませなかったのかの説明から入ったわけです。
正式名称 経皮的冠動脈ステント留置術
この方法ついては前記した動画の方が分かりやすいので説明は割愛させていただきます
その後の説明はいかにこの病気になったかの原因説明で私自身のだらしない生活が起因していることを実感させられました。
こちらから質問を多く行い、手術の内容より原因説明に時間を費やしました。
○ 糖尿病
まず糖尿病から言及されました。この放置がすべての始まりであると静かな口調ですが一番時間を割いて力説されたところです
すべての病気の温床です!
○ 生活リズム
睡眠不足、飲食の乱れ、ストレスの再分析
ガンを発症してからこの3つは更にひどいものになったと思います
この悪は面白いように循環します
私が悪の見本です!
○ 大腸がん、心筋梗塞について
上記の二つが重なって発症したと断言できる!
と言い切られました。私も妻も同感で顔を見合わせました!
当然妻もこの治療の説明に同席し、長年妻からも言われ続けていたので妻の立場が更に強くなった瞬間であった
厳しい今後を予想させる説明でもあった
手術前の準備
○ 食事 手術開始が午後1時ということで朝食は食べました 気持ちいつもより量が少なかったような…
気のせいか!
「昼食は出ます!「」と自信を持って言っていたのでそのぐらいは回復するのだろう!ダメージは少ないのだろうと勝手に解釈して余裕がありましたね!
○ 剃毛 これには過去に剃毛事件を2度経験しているので余裕でしたが…
今回は右腕で行うので右手の剃毛を行い
心配には及びませんでした
○ 身辺の整理のためのメモ 何と言っても今回の心臓疾患については一瞬で命が無くなってしまうかもしれないという経験をしたので遺書ではありませんが、隠し財産の在り処(負の遺産しかないが…)様々なIDやパズワードなどをまとめて携帯のメモにまとめ、いかがわしい履歴も全部削除した(昔のものですよ!)
○ 準備品
ペットボトルのお茶、紙オムツ、タオル
手術の実際
前日から多少の食事の制限があり(被害妄想か?)数時間前から点滴を行い静かに開始時間を妻とたわいもない会話をして迎えが来るのを待ちました
自身の足で手術室まで歩いて行けたのですが、車イスに乗る決まり事だと押し切られ申し訳ないと思いながら車イスを看護師さん押してもらいエレベーター前まで妻に見送ってもらいました
この時だけは悲壮感がなく
「行ってくるよ!」と妻に言葉をかけたのみ
手術室の中をしっかりと見まわすことができ小さいドームのような機器に囲まれ
異常に幅が狭く感じた手術台がとても印象的でした
テレビドラマのようなきらびやかな感じはなく、真ん中に広い廊下がありその両方に各手術室が配置されており移動の効率がよさそうなイメージ!
定かではないのですが床が水で流せるようになっていた記憶が残っています。
排水をよくするグレーチングが張り巡らされていたような気がする…
私のいい加減さが分かるあいまいな記憶力…
機器類はドラマなどより凄かった…
過去の手術で右肩を痛めてしまい、手を上げっぱなしが長時間できないので(CT検査なども苦労しています)手術中の体位だけ注意してもらいタオルやクッション材などで体勢を整え思ったより快適に治療を受けることができました。
全身麻酔など勿論しませんので右肩の痛みにとても不安はありました
ご存じmy痛みランキングに入れてもいいな!
手術内容はとても順調に進んだようです
自身の足で手術台を降り、また車イスで病室に戻りました
手術後
強烈に怠かった事が一番記憶に残っています
例えると、瞼を開けたり閉じたりすることに重さを感じました
待っていた妻にも開口一番!
疲れたー!
ただそれだけ…
言葉がしばらく出ませんでした
大腸がんの手術を2度経験していますが体のこの重さを感じたのは初めてでした
恐るべしカテーテル治療…すごい疲労感!
私だけなのでしょうか?
傷口からは出血が続いており
がっちりとエアの入った手首固定バンドで傷口を押さえます
元々グローブみたいな手をしていますがさらにむくんでパンパンです
血液サラサラの薬を服用していますので厳重なのでしょうか?
この固定法はツイッターでこの画像をツイートしたらフォロワーの方から
私はかまぼこの板のようなもので固定しました
とコメントをいただきました
やはり病院によって治療法や手法、器具も違うのですね!
施術した右手はこのように固定され
どうして治療後の昼食がおにぎりであったのかが分かりました
勿論スプーンの準備は過去の経験からしていましたよ!
しかし、
指先のリハビリのためにスプーンはできるだけ使用しないようにしていました
久々にスプーンの登板でした
心筋梗塞の先輩からのアドバイス
医師は痛みが始まってから30分以内に病院に行って医師の診察から90分で治療できればと言っていた。
ということは2時間が生命の分かれ目と言えようか!
これから仕事に復帰した時に心筋梗塞の再発があった時の自分に言い聞かせるために医師に具体的数字を言ってもらいました
胸の痛みが5分以上続くのであれば周囲に助けを求めて伝えておいて15分続くようであれば救急車を呼んで若しくは呼んでもらい
心臓のスペシャリストのいる病院に行ってもらおう!
いなければ大きなタイムロスとなり、心臓へのダメージが大きくなり
死へ一歩近づくこととなる…
ここからヘルプマークの存在と使用を考え始めることになった
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