大腸ガンのの手術から3週間経過し、抗がん剤治療のペースもつかめてきた。
その経過報告と治療について考えてみました。
抗がん剤治療について
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私の副作用のまとめ
抗がん剤治療の経験者から言わせてもらうと、やはりきつかった!自分では副作用があまり出ない方だと思うのですが、鈍いだけなのでしょうか?
- 怠さ…全身が重く、起き上がれない時がありました
- めまい…今まで感じたことがない。地震で例えると震度2までは経験したことがあるが、震度5くらいになったイメージ(分かりにくいですね!)
- バカ舌…いつもより味が薄く感じました。辛さは変わらず!
- しびれ…両手先がしびれた。
- 下痢…何回も夜中に起きたこと多数。
- 脱毛…頭部とまゆ毛
気付いた副作用らしいのはこんな感じでした。
耐えきれなければ、抗がん剤治療をやめてしまう方もいるのでしょう。
そして、
私は経験がありませんが、それ以外の治療法は、点滴や注射、放射線を使用したりと噂は聞いています!もっと副作用がキツイと聞きました。
そんな話と比べてみると
私の副作用については軽い方
だと言えるでしょう。
後述しますが、糖尿の薬を飲んでいたのでその影響もあったのかもしれません。
私の副作用への考え方
抗がん剤治療を始めたころは、仕事復帰についてとても自信が持てるものではありませんでした。
本当にヤバい!仕事ができん!本気でそう思いました。
体調もそうですし、
外見が一番気になって、髪もまゆ毛も薄くなって、しわが深くなりやつれて見えます。
8時間ごとにきっちり薬を飲んで食事も時間制限がありますので、だらしない自分にできるのかとても不安でした。
元気な細胞をも襲い掛かってしまうらしいので、元気をなくしてしまう可能性がある薬を飲むことに疑問を感じ始めてもいました。
何より高額な薬代も治療を続けるモチベーションを奪います。少なくとも抗がん剤治療では、効果を感じられる瞬間が一度もなかったことは必筆しなくてはいけません。
このようなことを思うと不安で、早くこの治療を終えたいと願うばかりでした。
その後、
抗がん剤治療をくじけそうになったことが2,3回ありました
夫婦喧嘩をした時などや、誰のために治療しているのか迷った時などは、投げ槍にもなりましたね。
どうしても起きれない倦怠感を感じた時は、寿命を縮める思いまでしてやる必要があるのかと最大の危機が迫りました。
しかし、
これだけ医師が飲み忘れたり,間隔を間違ったら連絡してくださいと念を押す姿を思い浮かべると…
医師を信頼しました。自分の考えより、医師の判断を尊重しました。
この治療も家族の顔が浮かぶと何とか乗り切れました。
他の抗がん剤治療はもっと副作用がきついと聞いています。
ですから、
我流、ガン治療の考え方
ガンの治療法は数多く存在しますが、現実は自分の選んだ病院の考え方で半ば強制的にその治療法になってしまうのではないでしょうか?
医師にいろいろ注文を付けるのは簡単ですが、医師との信頼関係を作るためには「はい!」とある程度従い、質問程度にとどめることは昔から変わらないものだと思います。
私も、仕事をしていてその道のエキスパートとして素人からごちゃごちゃ言われたらムッとしますよ!医師も同じででしょう。
信頼される仕事をしているはずですから、悪い治療法を選択するとは思えません。
そう考えると、ほとんどの病院で治療法の選択肢は限られてくるのではないでしょうか。
しかし、病院によって治療法が違うのは、何故だろうか?
素人目に考えると、ガン治療は患部を切除して抗がん剤で転移することを防ぐのでしょうが、切除は悪い部分を切ってしまう作業で、医師個人の技量差があっても大差はないのでは?と思うのです。
手術に要する時間の差であったり、傷口の縫合のキレイさ、つまり、他の業種の個人差と同じレベルの考え方で良いのではないでしょうか?
すると、
その後の抗がん剤治療、術後の治療で差がつくのではないでしょうか?
普通、「ここまで切ってください!」なんて注文できないでしょ?
「縫い方はプレミアムで!」
なんて言ったら、相当嫌な患者ですよね!
治療方法を大腸がんで調べたら色々ありました。選ぶことは可能ですね。しかし、医師の決定に従わずこちらから治療法を選択しても多くの問題点が出てきてしまい面倒になります。
責任の行方や、医師でも把握していない治療法を言われても…
だからあれほどの同意書にサインをすることになるのだ、と妙に納得したものです。いろんな治療法がありますが、
やはり、選んだ病院の選択する治療法がベストなのではないでしょうか。
ただ、医師や病院が信頼できなければ変えることもアリだと思います。長い付き合いになりますから…
しかし、病気は時間との闘いの側面があり、これはとても重要です。医師や病院を探している間にも病気は進行しているからです。
そこで今の時代はデータが膨大にストックされていますので
活用できるデータは有効に活用すべきです!
データの操作はどんな業界にも存在し、物の見方を変えれば数字も変化する。あてにならないと言われればその通りである。でも、何もしないよりは、運に任せるよりは遥かに時間短縮でき、信頼できるものとなります。
一日くらいしっかりとリサーチして治療法の勉強や、病院選びをしてみましょう。
糖尿病治療について
私はもうひとつ薬を飲まなくてはいけません。血糖値のコントロールの薬です。糖尿病治療の一環ですが、糖尿病治療は私から言えば精神修行のようなものです。
今までの勝手気ままな生活を叩き直さなければいけないのです。
だらしない私にとって抗がん剤治療より遥かに難しいものとなっているのです。2年たった今でもままならない状態です。
食の誘惑や、いつもの生活リズムが襲ってくるのです。
糖尿病の薬は飲んで特に不快になったことがなく、しかし、絶好調になったこともないので私の中での印象は薄い。これもまた、抗がん剤と同じで飲み忘れや気分で飲まない時があって、血糖値の劇的改善は見られませんでした。
その間ずっと血糖値は測定していましたが、120から140位を推移し、健康な方より若干高い数値を維持していました。でも、治療前よりは半分以下の数値なので安心していたのだと思います。
ウォーキングも少しづつ多くしていましたが無理するとすぐに次の日に寝込んでしまいました。
どのくらい歩くのかその線引きが難しかった。
復帰への焦りでどうしてもオーバーワークしてしまいました。
一歩進んで二歩下がるイメージの進捗状況でした。
2回ほど救急車を呼ばれそうになったこともあります。
急な便意に襲われたり、めまい、立ち眩みもありました。少し休憩すると回復するのでそれ以降は早めに休憩しながら運動を続けました。
元々運動は好きでしたのでこれだけはくじけずに行えたものの一つでした。
生活リズムは自宅療養中は何とか維持できた部分です。
経験上、糖尿病治療で一番大切だと思うことは正しいリズムを作ることなのではないかと思います。全てはリズムが支配しているように思います。この記事を書いている今、一番自分に言い聞かせている事です。
特に睡眠はブログや勉強時間確保のために犠牲にしているところですが、これが一番まずい部分でしょう!その間に弱い精神力から飲食をしてしまうのです。
飲食に関しては血糖値コントロールと言う点で野菜を食時の最初に摂るとよいとされていますが、大腸を手術していて間もないのに、消化の悪い野菜を食べるのはとてもよくない事のようでした。大便の出が悪くなるのです。腸内に詰まってしまう感じです。
そのうえ、前立腺肥大もありオシッコの出も悪くなっていたので、お腹の張りがどちらが原因なのか分からず、おしっこが出ると楽になったり、大便が出ると楽になったり、どちらも出にくくなったりと混乱しました。
いろんな症状を経験して大腸ガンと糖尿病が密接につながっていることがわかり、バランスを保ちながらの治療、療養をしなければならないことの大切さを痛感しました。
全世界の二刀流、それ以上病を抱えている方の闘病の苦労が伺えます。
複数の病気と闘っている皆さんへ
どれくらいの数の方が複数の病気と闘っているのでしょう?
このような患者さんの光明となるように復活したいのです。
2年経とうとしている現在は、糖尿病は克服できていません。
大腸の方も今年の春の会社の健康診断にて、便から出血アリの診断で明後日再検査に臨みます。
とても不安ですが、生活改善の途中なのでまだ上手くいってないのだろうと思っています。
今後も結果をご報告しますが、スッキリと過ごせる明日が来るように今日からまたキリッと気を引き締めて再スタートしていきます。
令和1年6月30日
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