手術前の説明(同意書)はどう進化したのか?2回目の手術で検証してみる。

入院

前回の入院では、

1週間は血糖値のコントロールの為に
  代謝内科に入院し投薬、インスリンの治療
  ⇒そして、1,2週間の自宅療養
  ⇒再入院手術と言う流れでしたが、

今回はダイレクトに下部消化器外科病棟に入り血糖値のコントロールを行っての手術となります。

とても順調な1週間でした。ほぼ計画通りに生活できました。

知り尽くした病棟の施設、血糖値の測定方法も私の使用している測定器と同じ!
2年前の入院の時の担当して頂いた医師にほとんど担当してもらえたので安心感が違います。

その中で行われた
今回の手術の説明についてのお話です。

2年前の手術の説明とどのように変わったのかをリポートしたいと思います。

私の2019年11月時点での自覚症状

自覚できる症状は、病気に慣れがあったのかもしれませんが、
便秘と下痢の繰り返しが見られました。

しかし、長年そうだったので違和感はありませんでした。

身体の怠さもいつも通りあって、これも2年前の大腸ガンの手術の経験がなければ見過ごしていたかもしれない程度の症状でした。
我慢して仕事が続けられる程度のもので、
痛みを伴うような自覚症状は全くありませんでした。

基礎疾患としての糖尿病が静かに進行していく怖い一面を皆さんにはしっかりをお伝えしなければなりません!

改めて早めの健康診断の受診をおススメします!

前回の手術の回顧

前回の手術は、下行結腸部分の
ステージ3aの大腸ガンの切除を行い、
その周辺に転移したと思われるリンパ節を切除する開腹手術でありました。

大腸を27センチほど切除し繋ぐもので、いろんなハプニングや出会い、気付きがあって、ガンとはいえ人生勉強になった有意義な時間を過ごさせてもらいました。
前回の手術についてはこちらをご覧ください!
 
この手術の後、
1か月後に自宅療養を経て仕事復帰をいたしました。

抗がん剤治療をしながらの通勤はとても無茶であったと今では思います。生活の維持を考えて
復帰への焦りがあったことは否定できません。

正直、通勤時の心身へのストレスは想像を超えていました。仕事自体はとても穏やかに順調に取り組むことができ、仕事に対してのストレスはほとんどありませんでした。
むしろ、
自宅療養での家族への気遣いの方がストレスになるので長年慣れた仕事ている時が一番心身とも落ち着いていたように思えます。
誤解の内容に言いますが、家族が負担になるのではなく、寝込んだ父親の姿はやはり家庭の士気を下げてしまいますよ!
家族の負担になる心配をしてしまいます。
何回も何回も通勤時に心身ともにトラブルが発生しました!
今回は、2019年春の会社の健康診断の結果より精密検査にて発見した腫瘍を切除するものです。前回の手術のつなぎ目部分付近に腫瘍が見つかったのです。それがガンであるか周辺に転移しているかどうかは切除してからの病理検査で分かるとの事でした。
今のところガンでない可能性が高い!
しかし、
このままにしておくと将来的にガンに成長するであろうから早めの切除が必要であるとの事でした。

手術内容の説明と同意書

私のお世話になった大学病院では、執刀医と麻酔担当医のそれぞれが別の日時場所で手術内容説明と同意書のサインを行います。

以前は説明に要した時間は1時間半位でした。そして、説明に要した書類は下部消化外科と麻酔科併せてA4用紙50枚位ありました。サインも20位したのではないでしょうか。

今回はサインは5枚位。パソコンのモニターがもとても見やすく、扱いが慣れていて必要文書や画像出しも早くて相当の時間短縮となりました。40分位でサインも4,5回で終わりました。

最近のテレビドラマには医療の場面を舞台にしたものが多いのですが、その中では各科の連携の悪さが描かれているものが多い。
平たく言えば、仲が悪い!
医療が細分化されている現在の医療現場では仕方がない事なのかもしれない。医療以外の場面でも言える事ではあるが、
仲良く連携した方が良いに決まっている!

こんな場面に出会ってしまった!
診療科同士、医師と看護師、看護師と看護師といろいろです。

どこも一緒だ!

前回手術説明との違いと要望

  • 必要データが画像として取り出すのが早く、モニターが大きくなって解像度がアップしたのかとても分かりやすくなっていました医師のパソコンのスキルが相当必要になってくるでしょうね!
    たとえば、
    看護師もパソコンを器用に扱ってデータ処理をしていましたが、ある看護師が取り扱いできなくなった場面に出くわしました。その看護師はトラブルであたふたしていましたが、違う若い看護師がそのトラブルを数秒で解決していった場面を目の当たりにすると、パソコントラブルの際に差がついてしまう可能性がある。これは外の社会でも大いにあることではあるが、医療現場、特にワンオペの夜勤時に発生した時、震災や現在問題になっている新型肺炎などに対応できるのか問題視される事柄であると思う。
    パソコンを使いこなせて、データを使いこなせるかと言う問題になる。
  • 医師がイラストを描きながら説明することが多いのですが、医師の絵心も差があって分かりやすいもの分かりにくいものと別れます。前回より分かりやすかった。と言うことは…

 こんなに上手じゃなくていいけど…

先生絵が下手でわかりにくい!

とは言いにくいですよね!

これは半分以上冗談だと思ってください

腸がねじれるなどの説明は可視化できると良いのでは…映像の方が覚えやすいし、理解しやすい!
  • 以前は違うフロアに書類を取りに行って待ち時間がかかったり、研究機関としての協力のサインが多かったのですが、ほとんど見られませんでした。これは前回の手術後に雑談で医師と話した時にこの事を要望として伝えておきました。

先生、同意書多いよね!

よく言われます。検討しているようですね!

私の一言の為ではないですが
日々改善されている証拠なのだと思います。

医療関係者の時間的余裕は、私達患者に必ず帰ってくる。お互いに良い結果をもたらす!
  • サインはタブレットでの電子サインを取り入れてもらいたい。こちらが要求した書類だけもらえればよい。
    宅急便などでも取り入れているのだから…
  • 入院患者の識別用リストバンドにGPS機能をつけて、看護師の移動ロスをなくす。
    患者も遠慮なく買い物や散歩でリフレッシュできる。

最後に皆さんへのアドバイスですが、
医師への質問は遠慮しない事。聞くことが恥ずかしい事でもどんどん聞いて下さい。
忘れないように箇条書きにしておきましょう。

文書にして回答してもらってもいいですね!
でも、文書にしてもらうのは仕事を増やしてしまうので遠慮しましょう。

今回どうしても医師に聞きたかった事がありました。前回の激痛事件についてです。麻酔科の医師に質問して解決できました。私自身は医療ミスと思っていた事ですが、今回の手術で本当に応用できました。また後程ご紹介していきたいと思います。

誤解のないように、医療ミスで無かったことを付け加えておきます。

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