抗がん剤治療の3クール目の年末、身体に染みるほどの寒さになってきた。
ふと、季節の変わり目を思い出してみると、大腸ガンと糖尿病治療のお陰で、2017年の夏の後半から秋まで全部ぶっ飛んでしまっていた。入院前に家族を旅行に連れて行ってあげた事、妻と二人でプロ野球の巨人阪神戦を見て吉祥寺で食事に行った事はせめてもの自身への慰めとなった。
今となっては…
病気発覚前に、
「痩せたね!」と多くの人に言われていたのは嵐が来る知らせだったんだね…
寒さはそんな記憶を蘇らせます。
年末の出来事
重い病気の方は、年末年始の長いお休みの期間の過ごし方には細心の注意が必要である。ほとんどの病院も長いお休みとなる!
体調に緊急事態が発生すると…
新婚の頃、年末に痔が悪化して病院をやっと見つけ出して緊急に治療してもらったことを思い出した。
今ならもっと大事になる!
仕事復帰に関してのまとめ
無事仕事納めが終了し、年末恒例の会社の高級ホテル一泊慰安旅行は残念ながら参加を辞退させてもらい、一人寂しく帰途に着きました。その帰り道で、仕事復帰に関して自然に総括していました。
会社からの対策として、仕事の途中で具合が悪くなることを考慮して連続性のある仕事を回避してくれました。お客様にできるだけ迷惑をかけないような配慮も兼ねます。私のやらなくてはいけない事もチームスタッフがカバーしてくれています。絶対負担増なのですが…
他の社員の気遣いが有難い!皆さんの協力無くして私の存在はあり得ない。
改めてこの場で会社に感謝いたします。
私はただひたすら仕事上のミスがないようにだけ注意しての勤務に徹しました。
存在感ゼロだけど何とか乗り切った!
ありがとう!
年末の生活について
さて、年末年始の私は、浮かれている訳にはいかないのでした。体調を整え、勉強する絶好の9日間にしなくてはいけない。
しかし、この時期誘惑が多すぎる。やるべきことも多い!
年賀状を書く、大掃除、車のメンテナンス、など家周りの事が溜まっていた。
妻は病院の仕事が年末の30日まで忙しい。家計の助けが有難い。何として家事の方は私が終わらせなくてはならない。
初詣にて神への感謝も忘れずに!
それと、ウォーキングやストレッチなどで体力増強したいと思っていた。
実際は溜まっていた家事に追われることになった。その他はパソコンに向かっていることが多く、そのことが体調に影響があるとは思わなかったですね!
体調の様子
12月初旬に行った腫瘍マーカー検査では異常なしのお墨付きをもらった。
お腹の調子は便秘になったり下剤を使用(アローゼン)するので強烈に下痢もする。お尻は拭く回数が多いので擦り切れてかぶれる。前立腺肥大にてオシッコの出にも問題がある。お腹が張って大便なのかオシッコなのか分からない。
食べなきゃいいのに糖尿病の原因の大食いが仕事のストレスから強烈に助長される。
左半身の痺れが残り、腰が定期的に痛くなる。動かないとどんどん関節が動かなくなるので、運動で可動域の確保のための無理をする。右肩の手術の後遺症は激痛と共に全くなくならず、一生付き合わなくてはいけないものであると悟りました。激痛を我慢しながら仕事の合間に身体を動かす。
こんな状況だからマーカー検査結果待ちの間はドキドキもんでしたね!
血糖値のコントロールはいい加減になりつつありました。ストレスで食べてしまうし、血糖値の測定も面倒、薬を貰いに行くにも医師にいい加減な生活態度を指摘されるので、自分の精神力と民間療法で治そうと考え医師にも診察してもらわず、糖尿の薬を飲まない事も多くなってきました。
この時点では、大腸ガンの事が95%、糖尿病が5%の比率で治療を考えていたのでした。
こんなだらしない生活だからこそ、年末年始は身体を第一に考えて過ごすつもりでした。体力の貯金の時期と考えて張り切っていたのですが…
新年をどう迎えたのか
2018年 明けましておめでとう!
本当に新年を迎えられたことに心から感謝したいと思います。
正月は何と言っても料理が得意な妻のおせち料理や私の故郷の郷土料理で食卓はいつも充実しています。
華やか!
結婚以来弁当を作ってくれて、買ってきた惣菜など出すことなどほとんどありません。妻の実家から頂く野菜をふんだんに使い栄養を考えて料理をしていた妻からすると私の糖尿病は信じられない事なのだと思います。責任を感じているに違いがないのです。
でも、これは私の責任であって、妻の見てないところで隠れ食べを行っていたからです。夜中であったり、外にいる時に買って食べたりと、治療が無駄になるような愚行です。
その行為を行っている自分を客観的に見て、カッコ悪い行為であり、親として全くお手本になってないし、死に近づく行為である事も改めて認識を強めなければならない。
克服はされてませんが、確実に今までより改善しています。更なる改善を目指します。
追記
妻の実家で迎えた新年会でまた食べ過ぎ酒も飲み過ぎで家に帰ってから吐きました。お腹の痛みがあったのですが、車酔いだろうと勝手に判断しました。
良い年頭をであった事を付け加えておきます!
年末年始を総括して
さて、年末年始の過ごし方の結果は惨敗でした。ある程度の仕事はこなしましたが、なによりまずかったのが、生活リズムが完全に夜型になってしまったのです。勉強重視でパソコンの前に座っていることが多く、すると自然に食べ物のストックが多いこの時期ですからひたすら飲食をし続けるのです。微量のお菓子などを延々と食べ続けて知らない間に一袋、一箱と食べてしまうのです。
体重を見ればとんでもない失敗が一目瞭然です。5キロ増加となりました。
しかし、得るものも多かった学びの9日間でした。
気付きも多かった。
正直自分がこれだけ馬鹿な奴だとは思いませんでした。私は仕事とプライベートを全く区別しなくてはいけない事が分かりました。つまり、ながら仕事は生産性がガタ落ちタイプなのです。
自分のダメさに押しつぶされそうです。
パソコンに向かったり、新しい企画を考えたりするときは仕事である自覚を持っていなかった。仕事の途中でガブガブ食べることはおかしいですから、仕事は仕事と捉えて遊び半分でやらないようにしなくてはいけない。
遊びの要素を取り入れながらも、休憩と仕事は線引きをしなくてはいけない。量と時間を決めてティータイムを楽しむようにしなくてはいけない。
実践として、昼寝の導入、仕事合間の間食ゼロこれは守っています。そして続けます。睡眠などの時間の管理見直しも徹底します。しかし、息が詰まるようなバカ管理はしません。楽しみながらやっていきます。
この動画で分かっている事を改めて言葉にされると効きますよ!
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